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突然ツーリングに行こう! と思い立って、自然のあるところに出かけるこのスタイル、
実は去年の7月ぶりなので、半年以上ぶりとなる。
多摩川を下ってアクアラインにはいり、海ほたるで休憩後に千葉海沿いを走る。
この千葉海沿いってのがわりとポイントで、海沿いに山がある地形というのが
このあたりでは伊豆と房総しかない。
日本海の海沿いを走っているような、信号もなくゆっくりとした道、
潮のにおいと緑のにおいが混ざる 自然の空気、そして打ち寄せる波音、葉をなぜる風音。
山がせっている場所で時折り感じるひんやりとした空気。
すべてがこのツーリングを楽しいものにしてくれる。
立ち寄った鋸山ですら、ロープウェーに乗れば夏休みの旅行気分で、
少しの登山を楽しめば、結構それなりに良い眺めが見渡せる。
これにフェリーの船旅までついてくるのだから、日帰りにしては充実した内容だと思う。
高速のサービスエリアに立ち寄るのは、旅行の時くらいだったので、
それさえもこの旅に非日常のエッセンスを加えている。
帰ってきてから、次はどこへ行こう。と考える。
日常の悩みや疲れを全てを忘れて、こう思えるこんな旅ができて、
ささやかながらでも、改めて生きる喜びを感じているんだ。
何度かアドバイスをもらって、ようやく聴けるようなものになった。
エンディング節で上げて終わることがわかっている場合、
通常終始の部分は下げるほうがいいそうだ。確かに聴いてみると違う。
また、半終止形になっているドミナントのドミナント? からドミナントへ(D7-G7)など
移行のとき、セブンスの音は大事なのではずさないようにすること。
そして終止は6度で終われるよう。どうしても重音で戸惑ってしまう。
音色選びも大事だということを再認識した。自主的な宿題として音色作成を掲げることにする。
何ヶ月ぶりだろうか、即興を練習した。
すっかり昔覚えたことも忘れ始めてしまっていて、思い出しながらの手探りレッスン。
5分の長い時間をもらって2コーラス目までを考えて弾いた。
そうだ、フェイクで忙しいときはベタ弾きでいいんだった。
ベース進行がおぼつかない。
まずいぞ!? 残りは来週に持ち越し。
「おれは・・・、おれはまだ・・・、人間のままでいたい!―――」
大量の涙をぼろぼろとこぼしながら、彼はそう叫んだ。
最後の言葉は、勢いに任せて吐き捨てられたようだった。
言葉にならないほどの嗚咽に混じった叫び声は、私の心を揺さぶるように響いた。
それはまるで、時が止まったかのような錯覚を生み、私の思考は一瞬、停止した。
これが彼の心からの願い。何にもとらわれず、自由に道を選びたい。
そんな君の本当の想いが、やっといま聞けた。
いままで君のことをどこかで疑って、信じ切れなかった自分が情けない。
君にとって一番大切なものが何だったのか、ようやくわかった。
彼自身もこの状況下になって、騙し隠し続けた心に気づいたのだ。
もっとはやく、その言葉を聞かせてほしかった。
そうすれば、君がこんなに傷つくことはなかったのに。
そんなことを考えたのは一瞬だったのに、その一瞬はとても長い時間に思えた。
彼をしっかりと掴んでいた力強い手は、その声に驚いたように一瞬緩んだ。
そして、その男の腕からすり抜けるように、彼は私たちの元にすべり込んできた。
弾いて弾いて弾きまくるのみ。