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■libtiffの入手
http://www.remotesensing.org/libtiff/
[Latest Stable Release] → [Master FTP SiteMaster]から、
とりあえず最新版安定のzipをGET、解凍。
■libtiffのビルド
VCのコマンドプロンプトを立ち上げる。
・メニュー → Microsoft VisualStudio 2008
→ VisualStudio Tools → VisualStudioコマンドプロンプト
コマンドプロンプトでlibtiffフォルダに移動する。"nmake /f Makefile.vc all”を実行する。
・libtiff.lib
・libtiff_i.lib
・libtiff.dll
・libtiff.dll.manifest
すると、libtiffフォルダ内に、これらが生成される。
多分libtiff_i.libのほうがrelease用libだと思う。
VCに組み込んだ時、libtiff_i.libのほうを使わないと
なんだかエラーがたくさん出るので、
debugにはlibtiff.lib、releaseにはlibtiff_i.libを使用。
ライブラリファイルはdebug/releaseともに作られるが、
この手順で作成したdllファイルはRelease版である。
debug版が欲しいという場合は、nmake.optファイル117行目を変更する。
release:OPTFLAGS = /Ox /MD /EHsc /W3 /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE
debug:OPTFLAGS = /Ox /MDd /EHsc /W3 /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE
デフォルトではreleaseになっています。
■VCに組み込む
適当に「libtiff」フォルダでも作って、そこに以下ヘッダファイルをぶち込む。
libファイルも一緒に入れてしまえば管理が楽かもね。
・tiff.h
・tiffconf.h
・tiffio.h
・tiffvers.h
プロジェクト設定は下記のようにする。
・プロジェクトプロパティ→マニフェストツール→入力と出力
追加のマニフェストにlibtiff.dll.manifestを追加する。
・プロジェクトプロパティ→リンカ→全般
追加のライブラリディレクトリ(ディレクトリ分けした場合)に相対パスを記述。
・プロジェクトプロパティ→リンカ→入力
追加の依存ファイルに、debugはlibtiff.lib、releaseはlibtiff_i.libを記述。
・プロジェクトファイルがおいてある階層にlibtiff.dllとlibtiff.dll.manifestを置く。
・プロジェクトプロパティ→リンカ→入力
特定のライブラリの無視に、MSVCRT.libを記述。debugのみ。
競合するライブラリがあり,構成がアプリとライブラリで食い違っていると、
いらない警告が出てしまうが、これで消える。
これでビルド、実行ともにできると思う。
再配布するときに必要なDLLは下記にあったりする。
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\redist\x86\Microsoft.VC90.CRT